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2008年11月20日 (木)

政治部メモ

『社会常識欠けた医者多い』とはどこかの国のトップの発言。元々放言癖のある方だそうで、周囲に諭され、すぐに発言を陳謝したとか。


閑話休題。
かつて大手メディアに在籍していたころ、『メモ』を記すのが重要な仕事の一つだった。記事にはできないオフレコのネタ、あるいは重要人物に夜回りをかけた際の一問一答などを、内部資料として保存したものがマスコミ界で言うところの『メモ』だ。


所属していた経済部には、記者クラブごとに分厚いファイルが何年分も存在し、記者同士の共有財産となっていた(もちろん、他の記者にも見せない独自のメモもあるが)。メモの蓄積がやがてスクープにつながったり、解説記事のバックボーンとなる。


が、政治部は違う。
裏表の激しい世界だけに、「本音と建前」が幅を利かす。政治面に載る美辞麗句の裏側には、政治家の豪快かつ大胆な発言や思想があり、それらを事細かに記した『メモ』がある。派閥ごと、あるいは党派を越えて日夜このメモが永田町に飛び交う。メモをもとに、政治家同士、あるいは政治家と高級官僚がハラの探り合いを展開するわけだ。


記者時代、様々な場面で政治部のメモに接した。あのクリーンなイメージのセンセイがこんなエグいことを言うなんて……てなことは日常茶飯。だが、政治家も心得たもので、ウラとオモテの顔をきちんと使い分け、公の場で本音をポロリなどという場面は少なかった(裏表が最後まで判断できず、早々に追い込まれた御仁はいるけど)。


べらんめい口調で裏表がないのは、人間として可愛げのある証拠かもしれない。だが、政治家がそれをやると、ちょっと事情が複雑になる。センセイ方、いや、リーダーの皆さま。もうちょっと考えてみませんか。

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