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2009年5月 3日 (日)

純文漫画

純文と漫画。
全く相反する言葉だが、これがピッタリと符号する作品がある(と勝手に思っている)。


ビッグコミック・スピリッツで連載中の『闇金ウシジマくん』(真鍋昌平)である。非常に人気の高い作品で何度も映像化の企画が持ち上がった(らしい)が、エグいディテールがネックで未だに実現していない(らしい)。


この作品、闇金の社長・ウシジマが主人公。


彼にカネを借りにくる壊れた人たちのストーリーを紡いでいる。たしかにディテールはエグいし、画のタッチも非常にシャープ。怖すぎ、といって嫌う人も少なくない。


だが、ウシジマが吐く台詞が実に純文学なのだ。壊れた世相、壊れた人間に対し、ウシジマが吐く台詞がもの凄くカッコ良いのだ。


実は、作者の真鍋氏とは顔見知り(担当編集者つながり)。ウシジマとは正反対の優しい好青年である。真鍋さん、また新宿で一杯やりまひょ。


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